不動産売却の流れを完全解説|初めてでも失敗しない7ステップ


「家を売るなんて、人生で一度あるかないか。不動産屋さんに任せておけば大丈夫でしょ?」もしあなたがそう思っているなら、少しだけ立ち止まってください。

不動産売却は、数百万円〜一千万円単位のお金が動く「一大プロジェクト」です。「正しい流れ」と「各ステップでの戦略」を知っているかどうかで、最終的に手元に残るお金が大きく変わります。

「早く売りたい」「高く売りたい」「トラブルなく終えたい」——この3つの願いを叶えるために、まずは売却の全体像をプロと一緒にマスターしていきましょう。

ステップ1査定を依頼する|まずは「現在地」を知る

売却のスタートは、現在の市場価格を知ることから始まります。査定には大きく2種類あります。

  • 机上査定(簡易査定):過去の取引データや近隣事例をもとに算出。数時間〜1日で結果が出ます。
  • 訪問査定(実地査定):プロが現地へ赴き、建物の状態・日当たり・境界・接道状況などを確認。より精度の高い売却価格がわかります。

複数の会社に査定を依頼することで、相場感がつかめます。ただし、各社の査定価格がバラバラな場合は、その理由を必ず確認しましょう。極端に高い査定や低い査定には、それなりの事情があります。

プロの視点:「査定価格 = 売れる価格」ではありません。契約欲しさにわざと高い金額を提示する会社もあります。「査定額の高さ」ではなく、「根拠の正しさ」で判断しましょう。


高い査定額に飛びつく前に、「なぜその価格なのか」の根拠を必ず確認しましょう。


ステップ2不動産会社を選ぶ|最高のパートナー探し

査定が終わったら、次はどの会社に売却を依頼するかを決めます。ここで焦って決めてしまうと、後から後悔することになりかねません。複数の会社と話してみることで、担当者の姿勢や地域知識の差が見えてきます。

良い不動産会社を見分ける3つの条件

  • 地域に強いか:そのエリアの成約事例をどれだけ持っているか
  • 提案力があるか:写真の撮り方・広告戦略など「高く売るための工夫」を提示してくれるか
  • 誠実さ:メリットだけでなく告知事項やリスクも正直に話してくれるか

「大手だから安心」という先入観は禁物です。大切なのは、あなたの物件の魅力を120%理解してくれる「担当者との相性」です。

ステップ3媒介契約を結ぶ|ルールを決める

不動産会社が決まったら、正式な依頼として媒介契約を結びます。契約の種類によって、会社との関係や活動内容が変わります。契約前に内容をしっかり確認しましょう。

媒介契約の種類と選び方

専属専任媒介
特徴1社のみに依頼。自己発見取引も不可
向いている人手厚いサポートを求める人
専任媒介
特徴1社のみに依頼。自分で見つけた相手との直接取引は可
向いている人窓口を絞りつつ自分でも動く人
一般媒介
特徴複数の会社に同時依頼可能
向いている人人気エリアで競わせたい人

一般媒介は一見有利に見えますが、不動産会社が広告費をかけにくいというデメリットも。信頼できる1社と「専任媒介」を結ぶのが今のスタンダードです。

ステップ4販売活動スタート|第一印象がすべて

今の時代の物件探しはほぼ100%ネット(アットホームやSUUMOなど)から始まります。つまり写真のクオリティが成約の8割を決めると言っても過言ではありません。

「選ばれる物件」になるためには、内見前の準備がとても重要です。物件の第一印象は内見ではなく、ネット掲載の写真の時点で決まっています。

  • ハウスクリーニング・片付け:特に水回りの清潔感は必須です
  • プロの撮影:広角レンズで明るく撮られた写真は内見希望者を劇的に増やします
  • 内見対応:住んでいる人しか知らない「周辺の住み心地」を笑顔で伝えましょう。内見当日は照明をすべて点け、換気を行い、明るく清潔な状態で迎えることが大切です
ステップ5購入申込・条件交渉|最後の攻防

購入希望者が現れると「買い付け(購入申込書)」が入ります。価格だけでなく、引き渡し時期の調整や設備の修繕義務についても条件交渉が行われます。

価格交渉は売却活動の山場です。事前に「ここまでなら値引きできる」というラインを担当者と決めておくことで、交渉当日に焦らず対応できます。

「あと50万円安くなりませんか?」といった値引き交渉が来ることもあります。感情的にならず、担当者と相談して「納得できる落とし所」を探りましょう。

ステップ6売買契約|法的なゴール

条件交渉がまとまったら、いよいよ売買契約の締結です。重要事項説明書と売買契約書の内容を事前に確認し、不明な点は必ず質問してから署名・捺印に臨みましょう。

重要事項説明 → 署名・捺印

  • 1重要事項説明:宅地建物取引士による物件の詳細説明を受けます
  • 2売買契約書に署名・捺印:法的拘束力が生まれます
  • 3手付金の受領:通常、売却価格の5〜10%を現金または振込で受け取ります

この段階以降のキャンセルは、手付金の倍返しなどのペナルティが発生します。署名前に疑問点はすべて解消しておきましょう。

ステップ7引き渡し・決済|いよいよ完了

契約から約1ヶ月後、すべてが完結します。決済当日は、銀行・司法書士・買主が同席して進めるのが一般的です。事前に必要書類(権利証・印鑑証明書など)を確認しておきましょう。

  • 1残代金の受領:買主から売却代金の残りが振り込まれます
  • 2住宅ローンの完済:その場で銀行へ返済し、抵当権を抹消します
  • 3鍵の引き渡し:玄関の鍵を渡し、正式に持ち主が交代します

売却にかかる費用と税金

「売れたお金がすべて手元に残る」わけではありません。あらかじめ諸費用を把握しておきましょう。土地購入価格の5〜8%程度を諸費用として見込んでおくと安心です。また、売却益が発生した場合の税金については、適用できる特例が複数あるため、早めに税理士や不動産会社に相談することをおすすめします。

仲介手数料
(売却価格 × 3% + 60,000円)+ 消費税
印紙代

売買契約書に貼る収入印紙。売却価格によって金額が異なります。

譲渡所得税

売却で利益が出た場合にかかる税金。ただし「3,000万円特別控除」などの特例が使えるケースが多いため、必ずプロに相談してください。

売却にかかる費用は物件の種類・売却価格・ローン残高によって大きく異なります。「手元にいくら残るか」を事前にシミュレーションしておくことで、次の住まいの購入計画や引っ越しのスケジュールもスムーズに進められます。不明な点は遠慮なくプロに相談してください。


売却価格から費用・税金を差し引いた「実際の手取り額」のイメージをまとめました。事前に試算しておくことが重要です。

まとめ:失敗しないための「3つの鉄則」
  • 「流れ」を把握し、スケジュールに余裕を持つ
  • 「査定額」の高さではなく、「根拠の正しさ」で判断する
  • 「戦略」を一緒に練ってくれる信頼できるパートナーを選ぶ

不動産は一つとして同じものはありません。だからこそ、あなたの物件に合わせた「オーダーメイドの戦略」が必要です。売却にかかる期間は平均3〜6ヶ月。スケジュールに余裕を持って動き始めることが、後悔しない売却への第一歩です。大府市を中心に愛知県全域の売却をサポートしている私たちに、まずはお気軽にご相談ください。

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