不動産売却益とは?計算方法や節税対策も解説

2026-03-31

不動産売却益とは?計算方法や節税対策も解説

不動産の売却を検討する際、「手元に最終的にいくらお金が残るのか」「税金はどのくらい支払う必要があるのか」といった、疑問や不安をお持ちではありませんか。
売却益の計算には減価償却などの複雑な要素が絡むため、仕組みを正しく理解していないと思わぬ税負担が発生し、結果的に損をしてしまうリスクがあります。
本記事では、不動産売却益の基本的な考え方から計算シミュレーション、さらに手取り額を増やすための節税対策までを解説します。
初めての売却で失敗したくない方や、制度をうまく活用してできるだけ多くの利益を残したいとお考えの方は、ぜひご参考になさってくださいね。

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不動産売却益とは

不動産売却益とは

不動産売却を成功させるためには、まず売却益の仕組みや税金の基本からおさえましょう。
はじめに、利益の定義や発生する税金、確定申告の概要について解説していきます。

売却益の基本構造

売却益とは、物件が売れた金額そのものではなく、そこから諸費用を差し引いた後の利益のことです。
基本的に、売却価格から取得費と譲渡費用を引き、残った金額を利益として算出します。
取得費には、物件の購入代金だけでなく、購入時の仲介手数料や税金、登記費用なども含めることができます。
また、増改築やバリアフリー化など、価値向上のためのリフォーム費用も、条件を満たせば取得費に加算することが可能です。
さらに、購入価格が不明な場合は、売却価格の5%を取得費とする方法も選択できるため、古い物件などの目安にすると良いでしょう。

課税対象になる理由

不動産売却によって利益が出ると、その利益は所得として扱われ、納税額を計算する土台となります。
この譲渡所得は、給与所得などとは分けて税額を計算する、「分離課税」という方式が採用されています。
納める税金は、所得税と復興特別所得税、そして住民税の3種類です。
これらは、所有期間によって税率が変わる仕組みになっており、売買契約日だけでなく、物件をどのくらいの期間保有していたかもポイントとなります。
これらの理由を事前に確認しておけば、より精度の高い資金計画が立てられるでしょう。

確定申告の必要性

売却益が出た年は、会社員の方であっても、年末調整と別に確定申告が必要です。
申告手続きは売却の翌年におこない、提出期間は原則として2月16日から3月15日までとなります。
また、申告には、確定申告書(および分離課税用の第三表)や譲渡所得の内訳書、売買契約書や領収書などの書類が必要です。
給与所得がある方は源泉徴収票も合わせて準備し、特例を利用する場合は追加の資料が必要になるため、早めの整理を心がけましょう。
なお、現在はe-Taxを利用すれば、画面の案内に沿って入力するだけで税額が自動計算され、自宅にいながら手続きを完了させることも可能です。

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不動産売却益の計算方法と減価償却費

不動産売却益の計算方法と減価償却費

前章では、不動産売却益の概要について述べましたが、正確な利益を知るには具体的な計算が必要です。
ここでは、計算式の詳細や、減価償却費の考え方について解説します。

譲渡所得の計算式

譲渡所得を算出するための基本式は、譲渡収入金額から取得費と譲渡費用を引き、さらに特別控除を差し引くことで求めることが可能です。
譲渡収入金額とは、売買契約で定まった売却価格のことで、固定資産税の精算金なども含めて計算します。
取得費は、購入代金に購入時の諸費用をくわえ、建物分から減価償却費を差し引いた金額となります。
また、譲渡費用は、仲介手数料や印紙税、測量費や解体費など、売却のために直接かかった費用のことです。
たとえば、売却価格が3,000万円で経費がかかった場合、領収書に基づいて各項目に振り分けていくと、後から確認しやすくなります。

減価償却費の考え方

減価償却費とは、建物が年数とともに価値が減少する分を費用として見積もる考え方で、取得費の調整に使用します。
重要なのは、土地は時間が経過しても価値が減らないものとして扱うため、減価償却は建物部分のみにおこなうという点です。
マイホームとして居住していた建物であっても、売却益の計算上は、購入代金から経過年数分の価値を差し引く計算をおこないます。
一方で、賃貸物件として運用していた建物の場合は、毎年の確定申告で経費計上していた償却費の累計額をもとに、取得費を算出します。
築年数が経過しているほど差し引く額は大きくなり、最終的な譲渡所得の金額が変わるため、数字の根拠を明確にしておくことが大切です。

税率と所有期間の関係

計算式で算出された金額から特別控除を差し引き、最後に残った課税譲渡所得に税率を掛けて税額が決まります。
適用される税率は、売却した年の1月1日時点での所有期間によって区分され、短期譲渡所得と長期譲渡所得で税率が異なります。
一般的に、所有期間が5年を超える長期譲渡所得の方が税率は低く設定されているため、引渡しの時期と保有年数を照らし合わせておきましょう。
この期間区分は、住み替えのタイミングや資金計画にも大きく影響するため、不明点がある場合は専門家に相談することをおすすめします。

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不動産売却で知っておきたい節税対策

不動産売却で知っておきたい節税対策

ここまで、不動産売却益の計算方法を解説しましたが、特例などを活用して納税額を抑える方法もおさえておきましょう。
最後に、控除制度や損益通算を活用した節税について、解説していきます。

代表的な特別控除

不動産売却における代表的な節税制度として、マイホームを売却した場合に利用できる、「3,000万円特別控除」があります。
これは、居住用財産を売却した場合、一定の要件を満たせば、譲渡所得から最大3,000万円を差し引くことができる制度です。
適用を受けるためには、実際にその家に住んでいたことを証明する必要があるため、住民票の除票などの書類を用意しましょう。
また、取得費や譲渡費用を正確に計上したうえで、さらにこの控除を活用することで、課税譲渡所得を圧縮できるケースが多いです。
なお、特例の利用には要件確認が欠かせないため、売却前から住まい方や売却時期を意識しておきましょう。

売却損と損益通算

計算の結果、売却価格が取得費や譲渡費用を下回って損失となった場合、原則として税金は発生しません。
さらに、マイホームの売却など一定の条件を満たす場合には、損益通算という特例が利用できる可能性があります。
損益通算とは、不動産売却で出た損失を、給与所得など他の所得から差し引くことができる仕組みです。
とくに、住宅ローンが残っている状態で買い替えをおこない、損失が出た場合などは対象になりやすいため、確認してみましょう。
また、その年に控除しきれなかった損失を、翌年以降の最大3年間にわたり繰り越して控除できる制度もあります。

節税時の注意点

節税対策をおこなう際は、適用要件を確実に満たしていることが前提となるため、居住の記録などを正確に残しておきましょう。
確定申告の期間は、通常通り翌年の2月16日から3月15日までとなるため、特例を利用する場合でも期間内に申告をおこなってください。
なお、領収書や契約書などの証憑書類を早めに整理しておくと、取得費や譲渡費用の算出がスムーズになり、結果として適切な節税につながります。
e-Taxを活用すれば、入力手順がわかりやすく、添付書類の準備も計画的に進められるようになります。
ただし、複数の特例を併用できるかどうかは条件によって異なるため、判断に迷う場合は、早めの段階で専門家に相談すると良いでしょう。

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まとめ

不動産売却益とは、売却価格から諸費用を引いた利益のことで、利益が出た場合は、翌年の2月16日から3月15日の間に確定申告が必要です。
譲渡所得は、収入から取得費と譲渡費用を差し引いて計算しますが、建物の減価償却費や所有期間による税率の違いも考慮することが重要です。
3,000万円特別控除や、損益通算といった特例で節税するためにも、要件の確認や領収書などの書類整理を、早めに進めておきましょう。

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